タイ取材新シーズン!タイ東北部コーンケーン県&カラシン県への旅②
2019/03/10
今週はタイ東北コーンケーン県へ!
タイ取材も新シーズン!タイ東北部コーンケーン県、そしてカラシン県にご案内しています。
まだまだ日本の旅行者には馴染み薄いエリアかもしれませんが、独特の伝統文化に彩られたタイ東北部へのご旅行の際には、空路・陸路、そして宿泊施設も整った、コーンケーン県を中心に旅程を組まれるのもおすすめです。
タイ東北部で2番目の広さ有するコーンケーンは、東北部・南エリアの経済の中心都市。〝コーンケーン〟という県名の由来は不明ですが、1789年にラオス系の王族 / ピアム・アンペーンが、およそ300人の移民と共に、この地に根を下ろし、〝バーン・ブンボーン〟という集落を築き、この集落が後にムアン(現在〝ムアン〟とは国、都市という意味。古くは都市国家をさす)となり、その際に〝ムアン・コーンケーン〟と命名されたと言われています。
1964年に、タイ東北部で最初に設立された唯一の総合大学「コーンケーン大学」もある学園都市で、およそ90キロ平米もの学内では、学生さんの移動用バスも走っていました。学部は全17学部、最新のタイ国内大学ランキングでは5位。タイ東北部は農業が主体ですので、コーンケーン大学も農業分野の研究に関しては、タイ国内トップクラス!日本の大学との交流も盛んです。
また、コーンケーンといえば、先週ご紹介の隣県・カラシン県同様、1994年に恐竜の化石が発掘され、古生物学上でも大変重要なエリアとなっているほか、食文化やタイシルク織物に関しても、独特の伝統文化が育まれています。
〝アグリツーリズム〟のモデルファーム「ミーキン・オーガニック・ファーム」へ
コーンケーンはじめ、現在タイ国内で推進されているのが、〝コミュニティー・ツーリズム〟と〝アグリツーリズム〟です。
農園近くの駐車場でバスを降りた視察取材チーム、トラクターに分乗し、「ミーキン・オーガニックファーム」へ向かいます。
3年前にオープンした「ミーキン・オーガニックファーム」は、ご家族で運営。代々、農業を営まれていたご一家ですが、お父さんのプラユーンさんは、ご自分が経験した苦労をお子さんたちにはさせたくない!ということで、長女のプーさんを大学へ。
タイ屈指の名門大学タマサート大に進学された娘さんは、大学卒業後、ロンドンへも留学し、農業とは無縁とも思えるキャリアを積んでましたが、故郷コーンケーンに戻り
農地を購入し、この「オーガニックファーム」をオープン。
お父さんのプラユーンさんは、農業体験指導や農園ガイドをご担当。
ファームステイやワークショップも
今回は「ソムタム」作りでしたが、東北タイ料理のワークショップメニューは、季節や収穫状況により様々。
農園の散策途中、『幼い頃、学校から戻るとお父さんやお母さんと一緒に農作業。それが嫌で嫌で仕方がなかった。でも、お父さんは苦労をして私を大学に進学させてくれて、私も農業とは関係のない仕事をするものだと思っていたけれど、やっぱり私の心は、いつも生まれ育ったタイ東北にあって、これまでの経験や見聞を活かし、両親や故郷に恩返し・貢献できる道を考えた時、答えは小さい頃、あんなに嫌だった「農業」だったんです。』と、プーさんは大変流暢な英語で話してくれました。
一家の将来の夢は...一帯に木々を植樹し、森の中で収穫体験などができるファーム作りだそう。コーンケーンご旅行の際には、「ミーキン・オーガニック・ファーム」へも是非。
☆Mekin Organic Farm公式Facebookページ☆
お問い合わせはFacebookメッセンジャーにて、英語も可。