タイ取材新シーズン!タイ東北部サコンナコン県&ナコンパノム県への旅④
2019/06/30
地元の人気食堂で朝ごはん!
今回の東北取材では、あえて宿泊ホテルでの朝食ではなく、東北ならでは!サコンナコン、ナコンパノムならではの朝食を食べたい!ということで、早起きをして地元の皆さんで賑わう食堂へ。
サコンナコンでも大人気の食堂「ローロットカイクラタ」で朝ごはんをいただきました。
朝の7時半でこの混みっぷり!
ラオスやベトナムの食文化と融合したローカルフード
タイは外食文化の国。早朝から営業している食堂や屋台も多く、こちらも早朝6時オープン。特に週末の朝は行列ができる人気店だそう。
私がオーダーしたのは、お店の人気メニュー「カオピヤックセン」という麺料理と「カノム(タイ語でお菓子)・パン」という菓子?パン&タイの伝統的なコーヒー「カフェ・ボラン(伝統)」
あっさりとした優しい味の美味しいスープは、鶏と牛骨でとったもの。日本のうどんよりも細い米粉の麺は、うどんの様なコシはないものの、スープを吸って適度なとろみがつき、とにかく喉越しがいい!
タイ東北では一般にこの麺料理を「クワイジャップ・ユワン」とも言い、〝ユワン〟はベトナム風という意味。「カオピヤック」という名称は、ラオス語での名称でもあるんだそう。
ベトナムの代表的な麺料理に、同じく米粉で作る麺のフォーがありますが、フォーというよりも「バンカン」という麺料理に近いとのことでした。米粉の麺ということで、腹持ちも良し!私はルークチン(白身魚のつみれ)と豚(ムー)ひき肉をトッピング。
お値段1杯80バーツ、日本円で280円ほど。
豚肉や鶏肉、そして魚などを乾燥させて繊維状にしたものに、醤油・砂糖で味付けした〝ヨン〟という、日本のでんぶにも似たものをはさんだ「カノムパン」1個10バーツ、日本円で35円ほど。
豚肉を使ったヨンは、豚がタイ語でムーとなりますのでムーヨン、鶏肉の場合は鶏(ガイ)でガイヨン、魚(プラー)でプラーヨンとなります。
タイの市場やお惣菜屋さん、お粥屋台でもよくみかける定番のおかず、ふりかけ感覚のものです。
アジアは各地の麺文化、国境を接する隣り合った国でも少しづつ食べ方や味が違います。中でもタイ東北は、ラオス、カンボジア、ベトナム、中国と融合したお料理の数々があり、そんな食の歴史をたどる楽しみもあります。
旅先では少し早起きをして、郷土食豊かな朝ごはん
いかがですか?