1月24日のSabaai Sabaai Thailandは...
2021/01/24
タイ伝統祭りシリーズ①
タイ北部チェンマイの伝統祭り『ボーサーン傘祭り&サンカンペーン工芸品フェスティバル』と、『ボーサーン・アンブレラ・メイキング・センター』をご紹介しました。
毎年1月に開催されるこのお祭り、タイに行ける様になり、乾季の1月にタイ旅行を計画される際には、このお祭りをメインとするチェンマイはいかがですか?
タイを知る・学ぶ『曜日仏』について
今週は「曜日ごとの守護仏」のお話
皆さんは、ご自身の誕生日が何曜日かご存知ですか?タイでは〝生まれた日の曜日を重要視しています。
生まれ曜日検索サイト
また、タイのお寺にはインドの古代宗教・バラモン教に由来する、生まれ曜日ごとにポーズの異なる〝8体〟の仏像が安置され、タイの皆さんも自分の生まれ曜日の仏像に、お花や線香、ろうそくを手向けます。
基本、この曜日ごとの仏像は〝一曜日一体〟の7体ですが、水曜日のみ、午前と午後でそれぞれ1体ずつ守護仏があり合計8体に。さらにバラモン教色の強い寺院では、全ての曜日を司る「毎日仏」の計9体が安置されている所もあります。
曜日ごとの仏像ポーズにも意味があり...
日曜日の仏像
仏陀が菩提樹の下で悟りを開くため、7日間の瞑想を行った際、まばたきもせずに菩提樹を見つめ続けたという逸話。腹の上で右手を上にし両手を重ねた立像。
月曜日の仏像
川を挟んで向かい合う二つの国の間で、日照りによる水争いが勃発するも、仏陀は右手を差し出し日照りを治め、両国に平和をもたらしたという逸話。右の掌を前に突き出した立像。
火曜日の仏像
仏陀が涅槃の境地に達し、弟子達に囲まれ入滅したときの姿、いわゆる寝釈迦仏。
水曜日の仏像は2体
午前の仏像は、シャカ国の王子だった仏陀が修行に出る際、国王である父親が食料を持たせたという逸話から、托鉢姿の立像。
午後の仏像は、仏陀の教えに誰一人耳を傾ける者がいなかった時代、動物たちを前に説法をしたという逸話から、石の上に座り両掌を開いた座像で、その足下には仏陀に水を献上する象と、蜂の巣を献上する猿の姿。
木曜日の仏像
菩提樹の下で長い長い瞑想の末、ついに悟りを得たのが木曜日だった事から、瞑想をする座像。
金曜日の仏像
悟りを開いて仏陀が説法に出る前、悟りの内容や仏法について自問自答したという逸話から、胸の上で両手を重ね瞑想する立像。
土曜日の仏像
瞑想中、暴風雨に見舞われるものの、菩提樹の葉が7つの頭を持つ「ナーガ」という蛇の神に変身し、風雨から仏陀を守ったという逸話から、ナーガが背後の瞑想坐像。
タイのお寺に行かれる際には、ご自身の生まれ曜日の仏像にもお参りしてくださいね。