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Sabaai Sabaai!Thailand 日 10:00-11:00

Sabaai Sabaai!Thailand
城野康子
DJ 城野康子

メッセージ/リクエスト

Sabaai(サバーイ)とは、タイ語で「心地よい、元気だ」の意味。ディレクター城野康子が実際にタイに取材に渡り、元気なタイの最新情報を紹介します。タイをさらに楽しく、より深く知ってもらう番組、それが Sabaai Sabaai Thailand。

▼旧ブログはこちら▼
http://825.fm/weblog/sabaai/


タイ取材新シーズン!タイ東北部サコンナコン県&ナコンパノム県への旅②

プーパーン博物館(PHU PHAN MUSEUM)

東北部は〝イサーン〟とも称され、タイ5つのエリア(南部・中央部・西部・北部・東北)の中でも、国土面積の3分の1を占めています。

古代文明や恐竜化石、クメール王朝時代の遺跡など、奥深い歴史に彩られ、ラオスやカンボジアなど他国の文化も融合しつつ、育んできた伝統文化など、東北は訪れるたびに様々な発見があります。

また、今回訪れたサコンナコンやナコンパノムでは、ベトナムとタイとの歴史、ベトナム移民によりもたらされた食文化、仏教国タイの中のキリスト教カトリックなど、大変興味深い取材となりました。


古くから伝わる文献によると、かつてサコンナコンは「ムアン(都市国家)・サッパポン(様々な地域から集まった人々が築いた街)」と呼ばれ、11世紀には古代クメールのコーム王国が統治していた時代も。その統治時代には、「ムアン・ノーンハーン・ルアン」という都市名で栄えていたそうですが、クメールの影響力が衰えた後は、ラオスのラーンサーン王国の支配下、そしてタイ族の支配下に入り、1830年に現王朝チャクリー王朝・ラマ3世の時代に、「完全な町・全ての街」を意味する現在の県名「サコンナコン」となりました。

サコンナコン最初の訪問先は、「県立プーパーン博物館」です。展示に関する説明は全てタイ語ですが、写真パネルやジオラマなども多いので、サコンナコンの歴史や成り立ちは感じられるかと思います。

館内は、プミポン前国王のサコンナコンご訪問の様子 他、「白亜紀の恐竜時代」「自然」「生活様式と伝統文化」「サコンナコンでのロイヤルプロジェクトとタイの一村一品運動OTOP商品」「サコンナコンの偉人たち」「サコンナコンにおける仏教と高僧達」「ベトナムや中華系移民によりもたらされた文化」など、8つの展示ゾーンがあります。


 

展示ゾーンは全部で8つ

博物館入ってすぐの展示スペースは、プミポン前国王とシリキット皇太后のこれまでの歩みと、サコンナコンご訪問の際の写真パネルとなっていました。

実はこの博物館も、プミポン前国王ご生誕80年を記念して作られた記念公園内にあります。

 

首からはカメラ、手には資料や灌漑施設などの設計図をお持ちになり、時に大粒の汗を滴らせ、靴や衣服が汚れてしまうのも厭わず、陣頭指揮に当たられたそのお姿...

地面に腰を下ろし、国民と目線を同じに会話を交わすお姿もありました。




常に国民に寄り添い〝国民の父〟と慕われた前国王は、現役君主として世界最長70年にもおよぶそのご在位期間中、タイ各地をつぶさに回られ、国民の生活向上と地方振興に取り組んでこられましたが、特にサコンナコンには、国王や王族が東北地方を訪れた際に滞在される御用邸「プーパーン・ラーチャニーウェート離宮」もある事から、100回以上ご訪問されたそうです。

写真パネルの中には、イギリスのエリザベス女王とエジンバラ公のサコンナコンご訪問時の様子も。

サコンナコンと周辺県のクメール遺跡に関する展示も
サコンナコンと周辺県のクメール遺跡に関する展示も
白亜紀・恐竜時代ゾーンには恐竜の足跡レプリカも
白亜紀・恐竜時代ゾーンには恐竜の足跡レプリカも
サコンナコンの仏教に関する展示ゾーンには、高僧の精巧な蝋人形も
サコンナコンの仏教に関する展示ゾーンには、高僧の精巧な蝋人形も
王室プロジェクトとサコンナコンの特産品の数々
王室プロジェクトとサコンナコンの特産品の数々
中華系タイ人やベトナム移民の商店を再現したゾーン
中華系タイ人やベトナム移民の商店を再現したゾーン

「プーパーン博物館」
開館時間:火曜日~日曜日 午前9時~夕方5時 (月曜休館)
入館料 :無料

英語での説明はありませんので、じっくりと説明を聞きながら回りたい場合は、通訳かガイドさんを伴われることをお勧めします。


プータイ族の伝統舞踊に挑戦!

続いては!プータイ族の伝統舞踊に挑戦の巻。

タイ東北部イサーンには、中国の雲南省や杭州、ベトナムやラオスから移動し、この地に根付いた民族「プータイ族」も多く、プータイ族は今尚、独自の言語や伝統文化・風習を大事に暮らしています。

東北の中でも、主にカラシン県、サコンナコン県、ナコンパノム県、ムクダハン県に暮らすプータイ族ですが、その伝統や生活様式に関しては、「タイ東北イサーン/ コーンケーン県&カラシン県」取材の際にも、詳しくご紹介しましたね。

プータイ族の〝プー〟とはラオス語で「山」、〝タイ〟は
「人」という意味もあるそうで、「山の人」となることから少数山岳民族と思われる方もいらっしゃいますが、プータイ族は山岳民族ではないんです。

芸術分野にも秀でたプータイ族が、タイ東北の伝統文化にさらなる彩りを添えたと言っても過言ではないでしょう。.その彩りの一つが、彼らの伝統音楽と舞踊です。

タイ東北の伝統音楽「モーラム」の中にも、「ラム・プータイ」という様式があり、今回の取材ではこのラム・プータイも聞く機会がありましたが、取材に同行してくださったタイ人ガイドさんも、「これはプータイ族の言葉で歌われているので、歌詞の内容は分かりません」と仰っていました。

美しさにも定評あるプータイ族の伝統舞踊は、地元の仏教行事や季節ごとのお祭り、ハレの席でも欠かせないものとなっています。

今回、私たち取材班にプータイ族の伝統舞踊を教えてくださったのは、王室行事などでもプータイ族が伝統舞踊を披露する際に、その指導に当たられるという、御歳81歳の先生です。光栄な事に、外国人を指導されるのは私たちが初めてとの事。

取材チーム、まずはサコンナコンのプータイ族舞踊団の衣装・装飾保管庫へと参りまして、
黒を基調に赤の縁取りが施されたブラウスと巻きスカート、シルバーの装飾品、さらに!ヘアメイクもご担当の舞踊団の先生に、ヘアメイクを施していただき、レッスンスタート。


タイの伝統舞踊は私も過去、2度3度と見よう見まねで踊った事がありますが、プータイ族の伝統舞踊は初めて。

これが簡単そうでいて難しい!大変しなやかで優美な踊りなんですが、私にはそのしなやかさが出せません...
手の指の動きが特徴的で、一つ一つの所作に意味があります。

例えば、ハスの蕾がフワッと花開く、男女で踊る場合は女性が顔におしろいをはたく...といった所作、また、仏像の指の形「印相」にも似た形など様々。

 

指先の動きに集中すると、足の動きや腰を少し落としながら進むことがおろそかになり、その度に先生や舞踊団の皆さんの厳しい指導が飛びます。手足の動きに集中するあまり、プータイ族の踊りは祝いの席で披露されますので「笑顔」もかかせませんが...私の顔は完全に〝なまはげの鬼〟状態。

ホテルに戻ってさらに本格的な練習を1時間以上、なんとなーく形になってきたところで、指先の動きが特徴的なプータイ族の伝統舞踊に欠かせない、先端に小さな毛糸のぼんぼんがついた、細い円錐状の筒を指全部に装着します。この装飾が長さ20センチ近くありますので、指先の動きに注意を払わないと、腕や衣装に引っかかってしまうんです。

この指の装飾、先生がOKを出さないと付けることが許されないもの。
レッスン中、「あ~、なまはげな私は、多分この指飾りをいただくことは出来ないな」と、半ば諦めていたんですが...汗だくで踊ること1時間、踊りの仕上がりはさておき、努力をかっていただいたのでしょう、取材チーム全員、指の装飾を頂きました。

皆さんも、タイを訪れた際に伝統舞踊をご覧いただく機会、また、舞踊を観ながらお食事が出来るレストランへ行かれた際に、踊り手の方から「一緒に踊りましょう!」と促された際には、恥ずかしがらず、ぜひ体験なさってくださいね。

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