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Sabaai Sabaai!Thailand 日 10:00-11:00

Sabaai Sabaai!Thailand
DJ 城野康子

メッセージ/リクエスト

Sabaai(サバーイ)とは、タイ語で「心地よい、元気だ」という意味。タイ国政府観光庁公認タイランドスペシャリストのディレクター城野康子が、現地取材を交えつつ、タイエンタメ・タイ語・歴史や伝統文化・タイ最新情報など、様々な角度から微笑みの国・タイの魅力を紹介します。タイをさらに楽しく、より深く知ってもらう番組、それが Sabaai Sabaai Thailand。

★旧ブログはこちら
http://825.fm/weblog/sabaai/

★簡単タイ語コーナー「パサタイ・ワラカム(タイ語・一日一語)をポッドキャスト配信中!
https://www.fmnorth.co.jp/sabaai/podcast/

※#1~30はこちら
https://www.fmnorth.co.jp/sabaai/4627/
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タイ国政府観光庁
https://www.thailandtravel.or.jp/

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タイ取材新シーズン!タイ東北部サコンナコン県&ナコンパノム県の旅①

サコンナコン空港に到着!

今週からは、いよいよタイ取材も新シーズン!
タイ東北シリーズ第5弾!「サコンナコン県とナコンパノム県」にご案内します

タイ東北部は総称して〝イサーン〟とも呼ばれており、タイ5つの地方、南部・中央部・西部・北部の中でも、東北は最も広いエリア、20の県で構成されていますが、そんなタイ東北部イサーンも、ナコーンラチャシーマー県やウボンラーチャターニー県一帯を「南イサーン」、メコン川を挟んで隣国のラオスと国境を接するウドーンターニー県やナコーンパノム県一帯が「北イサーン」とに分けられ、今回、私が訪れたのは「北イサーン」となります。

東北20県中、ようやく半分制覇!

古代の農耕文明や恐竜化石、クメール王朝時代の遺跡など、奥深い歴史に彩られ、ラオスやカンボジアからの影響を受け、育まれてきた独自の伝統文化など、訪れるたびに様々な発見があるタイ東北部。特に今回訪れたサコンナコンやナコンパノムでは、ベトナムとタイとの歴史、またベトナム移民によりもたらされた食文化や、仏教国タイの中のキリスト教など、大変興味深い取材になりました。

バンコクのドンムアン国際空港から、まずは一路「サコンナコン県」へ。空路およそ1時間10分でサコンナコン空港到着です。飛行機を降りると、ターミナルビルまでは徒歩移動というのも地方空港らしい光景で良いんです。

古くから伝わる文献によると、サコンナコンはかつて「ムアン・サッパポン」と呼ばれ、〝ムアン〟は都市国家、〝サッパポン〟は、様々な地域から集まった人々が築いた街という意味。11世紀には古代クメールのコーム王国が統治していた時代もあり、その統治時代には「ムアン・ノーンハーン・ルアン」という都市名で栄え、クメールの影響力が衰えた後はラオスのラーンサーン王国の支配下にありましたが、その後、タイ族の支配下に入り、1830年に現王朝チャクリー王朝・第三代目の王・ラマ3世の時代に「完全な町・全ての街」を意味する現在の県名「サコンナコン」と命名されました。


サコンナコンの旅のはじまりは朝食から!

サコンナコン空港から車で15分ほど、向かった先はサコンナコンの長距離バスターミナルの目の前にある、「グリーンコーナー」という地元でも人気のベーカリー・カフェです。

道路に面した入口の向かい側には...

長距離バスのターミナルがあります。現在、サコンナコン市内には長距離バスのターミナルが2ヶ所あり、こちらは旧ターミナルとなります。

 

バスターミナルの目の前という事もあり、早朝バンコクやタイ各地から長距離バスでサコンナコンへやってきた方は、まずここで朝食!というのが、定番ともなっている様でした。

こちらがタイ東北の伝統的な朝食「カイ・ガタ」

「カイ」は玉子 「ガタ」は鉄板という意味で、そーで直径15センチ程のアルミ製のカイガタ専用鍋に、目玉焼き、「ムーヨー」と呼ばれる干した豚肉をフレーク状にしたもの、そして「サイクローング」というタイソーセージが乗ったワンプレートメニューです。

店や地域により、タイソーセージも「ネーム」という発酵系のソーセージの場合も。目玉焼きにソーセージですから、私も初めていただいた時は、「ん?これがタイ東北の伝統的な朝ごはん?」と、不思議に思った記憶がありますが、豚肉やソーセージを口に運ぶと、「うん、タイ」と納得。目玉焼きにタイの卵料理のお供「マギーソース」をかけてさらに納得。


「カイガタ」のサイドディッシュとなるのが、コッペパンにパクチーやムーヨーが挟まった、ベトナムのバインミーにも似たこちら。


「カイガタ」とパンにも、フランスの植民地だった隣国ラオスや、ベトナム移民によってもたらされた食文化を感じた次第。このエリアとベトナムとの歴史は、今後の番組でご紹介します。

東北地方のホテルでは、朝食メニューに「カイガタ」を提供しているところも多く、前回のコーンケーン、カラシン取材時には、ホテルで「カイガタ」をいただきました。

サコンナコンを訪れた際には、長距離バスターミナル向かいのカフェ「グリーンコーナー」で「カイガタ」召し上がってみてくださいね。

「Green Corner(グリーンコーナー)」

 

住所:Rat Phatthana Rd, Tambon That Choeng Chum, Amphoe Mueang Sakon Nakhon, Chang Wat Sakon Nakhon 47000 Thailand


営業時間:7:00〜22:00

朝食提供時間:7:00~10:30

朝食はセットメニューと単品メニューがあり、「カイガタ」単品は75バーツ(日本円で260円ほど)

「カイガタ」にパンとコーンスープ、コーヒーがセットになったものは、150~170バーツ(日本円で520円~600円ほど)

ベーカリーですので、クロワッサンやスクランブルエッグ、ジャムトーストなどもありましたが、ここはやはり、東北ならではの朝食「カイガタ」でサコンナコンの旅のスタートを。

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